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新宿と新大阪を結ぶ2列シートの豪華夜行バス
2017年頃に次々と高級路線の夜行バスがデビューして話題となりました。
バスという乗り物が大好きな人達だけでなく、多少お金を掛けてでも国内を快適に移動したいという人達の間で大いに歓迎されたのです。
特に注目を集めたのが、新宿と新大阪を結ぶ路線です。
この路線はビジネス利用も期待がされていたということもあって大いに注目を集めることになったのです。
メディアが注目したのは、サービスの充実ぶりでした。
まず、個室タイプで左右1列ずつに座席が配置されています。
アイマスクやミネラルウォーターのサービス、それに個室内では空気清浄機が設置されていて、長距離バスであっても快適に過ごすことができます。
法令上リクライニングには上限がありますが、かなりくつろいでバスに乗車することができます。
高級路線の夜行バスの需要を大いに期待したのが、ビジネス需要です。
東京と新大阪は新幹線がやはり人気が高いですが、新幹線の最終便は9時台となっています。
ビジネスマンは最終の新幹線に乗り遅れたら、次の日の始発で新幹線で戻ることが普通でした。
そこで、夜10時台に出発する高級路線の夜行バスでは、新幹線に乗り遅れたビジネス客の需要を狙えるのではないかと考えたのです。
たしかに、安い夜行バスを利用すれば翌日早朝に東京もしくは新大阪到着することができます。
しかしながら、格安のバスの場合疲労が伴います。
そこで、ラグジュアリーな夜行バスで新宿－新大阪間で移動することで、翌日疲れ知らずのまま出勤できるようなサービスを提供することに力を入れたのです。
ラグジュアリーバスは企業努力により生まれました。
豪華版の夜行バスは実際どれくらいの需要を見込むことができているのでしょうか。
ラグジュアリーなバスの乗車率はまずまずと言ったところでしょうか。
バス会社の狙い通りビジネスマンの利用を見込むことができています。
最終便の新幹線に乗れなかった場合、翌日の新幹線代にプラスしてホテル代が必要になります。
夜行バスであれば新幹線代にホテル代をプラスしたとしてもお釣りがくるので、ビジネスマンの間では需要が伸びています。
また、安全かつ快適に旅行を楽しみたいという女性や中高年の利用客を見込むことができているのです。
女性は個室のあるバスであれば、周囲を気にせずに安全に移動することができます。
また、中高年の場合、ラグジュアリーバスであればそれほど疲れること無く目的地に移動できると評判です。
