必見☆新宿~新大阪の夜行バス

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新宿ー新大阪の夜行バス以外で高級バスが普及しない理由とは

登場以来、高い需要を誇っている高級路線の夜行バスですが、人気路線である新宿-新大阪間以外ではなかなか普及に至りません。
東京と博多、それに東京都名古屋を結ぶ路線で登場しましたが、その他の地方都市を結ぶ路線では各バス会社共に新規就航には二の足を踏んでいる状況です。
新宿と新大阪を結ぶ路線ではある程度の乗車率を誇り、そこそこ成功している豪華夜行バスですが、なぜ他の地方都市を結ぶ路線では普及に至っていないのでしょうか。
その理由の一つに、導入コストの高さが大きな壁となって立ちはだかっています。
広いスペースを確保することが必要な高級路線の夜行バスの場合、2階建て仕様の大型バスの利用が必要になります。
また、特にお金がかかっていると言われているのがバスの座席シートなのです。


豪華夜行バスの場合、導入にかなりのコストがかかるため、それをカバーできるだけの採算の取れる路線以外では、なかなか導入に至っていません。
意外なことに、需要が見込めそうな仙台-東京間では、未だ高級路線の夜行バスは導入に至っていないのです。
やはり、ドル箱路線といわれる東京-大阪間の大都市を結ぶ路線でなければ、リスクを負ってまで導入したいという航空会社がいないという状況には変わりはないのです。
高級な夜行バスの場合、導入コストが高くなるため、結果的に運賃を高く設定する必要があります。
新宿-新大阪間はリピーターの獲得にある程度成功しているものの、他の路線では高い運賃を支払ってまでもリピーターが付くかどうかは不透明で、そのため全席個室の座席を配置するには躊躇しているのです。


高級路線の夜行バスの場合、高い運賃を支払ってでも快適なバスの旅を楽しめるというプレミア感を売りにしています。
その事もあって、どうしても安い価格では提供することができません。
たしかに、手頃な価格で提供すれば座席はすぐ埋まってしまうでしょう。
しかしながら、そうすると今度はプレミア感が薄れてしまい、採算が取れなくなるなどのジレンマを抱えます。
こうした理由から、人気の高い豪華夜行バスの導入は、全国的に採算ラインを超えることが期待できる一部の路線に限られています。
このような状況の中で、やはり新宿-新大阪間の夜行バスは、バス会社が力を入れて高級路線の夜行バスを運行しています。
ビジネス利用だけでなく、観光目的での利用が期待できる路線なので、豪華夜行バスを運行することができるのです。

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